読むポッドキャスト

全員が同じ正解を導ける時代到来!人間だけが作れる価値はどこにある?

柳澤大介はマーケティングのプロであり、その豊富な知識と情報分析に基づいて「賢い経営戦略」を練り上げるスペシャリスト。安田佳生は境目研究家を名乗り「おバカな人ほど儲かる時代が来る」と断言する変わり者。
ある意味真逆な思想を持つ二人が、世の中の様々な経営戦略について独自の視点から意見を述べ合う番組が「賢い戦略vsおバカな経営」です。

読むポッドキャストでは音声番組の内容を読みやすく要約してお届けしています。

第8回は「AIはどこまで経営者を賢くするのか」です。

サマリー

  • 3,000円のプランでも十分!ChatGPTさえあればコンサルタントもGoogle検索もいらない
  • 情報格差がなくなり誰でも正しい判断ができるようになると、差別化が難しくなる
  • 一見すると無駄なことが実は重要。商売の原点で人間ならではの価値を見出そう

わずかな月額費用でどんな仕事もこなすAIがすごい!

安田:柳澤さんに勧められてChatGPTの月3万円プランに加入しましたが、使いこなせずに4ヶ月ほど経ってしまい、耐えきれず3,000円のプランに戻しました。映画の見放題サービスでも3,000円程度なのに、3万円のサブスクというのはすごく高いですよね。
 

柳澤:そうですね(笑)
 

安田:私は3,000円のプランで十分でした。メルマガやX(旧Twitter)で発信している文章の量が多いので、それをAIに読み込ませておくと本を書く時の整理などをしてくれます。「今までに書かれたコラムを集めて一冊の本にできますが、ご提案しましょうか?」などと提案までしてくれて。
 

柳澤:はいはい。
 

安田:目次や見出しもすべて作成してくれるし、「ではまず1章書いてみましょうか」と書き始めたりするので、私のやることがないくらいです。

未だに無料プランしか使っていないという経営者の方も多いので私はいつも3,000円のプランをお勧めしているのですが、やはり3,000円と3万円ではだいぶ違いますか?
 

柳澤:最近はChatGPT以外にも様々なAIが出ているので、複数のサービスを使い分けようと思い一度3,000円のプランにダウングレードしました。ですがすぐにメモリの上限に達して使えなくなってしまうので、また3万円のコースに戻しました。

今はChatGPTとGoogleのGemini、そしてClaudeの3つを使っています。
 

安田:すごいですね。
 

柳澤:その中でもChatGPTを一番使っていますが、3万円のコースでないと仕事が溢れてしまいます。
 

安田:3つを合わせた月々のコストはいくらくらいですか?
 

柳澤:6万円弱くらいでしょうか。
 

安田:千葉あたりまで行けばワンルームが借りられそうですね。AIがない時代ならば今AIに任せている業務は外注するしかないわけですが、当然6万円では済まない業務じゃないですか?金額に換算するとどのくらいの業務をAIがやっているんですか?
 

柳澤:50万円はとっくに超えていると思います。
 

安田:そうですよね。ChatGPTと話をしていると「コンサルタントなんてもう要らない」といつも思います。

先日家族で那須高原へ旅行に行った際に、クワガタムシのメスを捕まえたんです。写真を撮って逃した後に何クワガタだったのか調べるためにGoogle検索をしたのですが、自分で検索結果を見比べても種類が特定できませんでした。

ChatGPTに「クワガタムシを那須で捕まえたのですが種類を判別していただくことは可能でしょうか?」と聞いてみたら、「もちろんです。写真を貼り付けてください」と言われました。ちなみに私はAI相手でも腰が低いタイプなのでタメ口は使いません(笑)

そして写真を送った瞬間に「これはコクワガタのメスである可能性が非常に高く、他に考えられるのはスジクワガタです」と特徴とともに回答が返ってきました。すごいですよね。

AI活用が進み、賢い経営者ばかりになったら?

安田:Google検索はもう要らないし、本を書くのにも使えるし、商品開発や採用などといった外部のプロに相談したいことも全てAIでできてしまいます。答えを知るだけでなく、それによって自分自身も成長できるので、これからの経営者はめちゃくちゃ賢くなっていくのではないかと思います。
 

柳澤:そうですね。
 

安田:苦手な仕事もすべて任せられますし、「最近よく聞くSNSって実際どうなの?」などと社員に聞くよりもAIに聞く方が圧倒的に早くて正確な回答が出る。社長であれば月3万円のサブスク費用なんて経費で落とせますし、アルバイトを1人雇うよりもはるかに安いです。

そう考えると経営者の仕事量は5分の1ほどになって非常に楽になりますし、あまりおバカなことをする人もいなくなる気がします。今までなら恥ずかしくて質問できなかったことや、Google検索の結果を読解できなかったようなことも、AIならとても分かりやすく解説してくれます。

私はいつも「申し訳ありませんが、もうちょっと簡単に教えてください」とAIに頼んでいるのですが、こちらが丁寧に接しているとAIの返答もだんだんと丁寧になってくるんです。すごく良いパートナーですよ。

何が言いたいかというと、経営者がどんどん賢くなっていくと、近いうちに「賢い経営」では差別化ができなくなる時代がやって来るのではないかと思っているんです。情報格差や戦略の格差が無くなっていくと、間違った選択をしてしまうこと自体が減っていきますよね。

人の裏をかくような、成功するか失敗するか分からない挑戦の答えはAIにも分かりません。ですが情報を集めて分析し「右に行くか?左に行くか?」ということならば、AIは間違えませんよね?
 

柳澤:そうですね。
 

安田:経営者がAIを自分の脳の一部として使い始めたら、下手な経営者はいなくなると思います。そうなると、ただ賢いことをやっているだけでは儲からなくなるはずなんです。
 

柳澤:AIを使っていない人もまだまだ沢山いるので、今はAIを使うだけで業務を効率化できるし他社との差別化が図れます。今後GoogleのようにAIを全員がある程度同じように使えるようになってくると、全員が似た回答を得ることになるので差別化は難しくなりますね。

その頃には、人間とAIの違いがポイントになってくると思います。

「儲かる無駄」を見極められるおバカになろう!

安田:やっぱり、「おバカな経営」が必要になってくるんじゃないですか?これまでの常識では考えられないような、ファストフードに対するスローフードのように、あえて無駄なことを行っていく感覚で。

賢く経営するほど無駄はどんどん削ぎ落とされていきますが、一見すると無駄に見えることでも1%の人にとっては非常に重要なポイントだったりもしますし、あえて無駄を入れることで価値が生まれることもあります。そこでしか差別化ができない気もしていて。
 

柳澤:私は効率化を追求するタイプですが、コロナ禍以降で働き方が変わり通勤が無くなったことで「移動という無駄な時間が人生を豊かにしてくれていた」と気が付きました。

他の例だと、お葬式も一見無駄という見方ができる儀式かもしれませんが、残された人々が心を落ち着けるためには必要だと感じています。人の人生を豊かにしたり彩りを与えたりするには、無駄なことが不可欠なのでしょう。
 

安田:無駄こそが豊かさの源泉ですし、そもそも商売自体が無駄なことなんです。黒い髪をわざわざ茶色に染めたり、真っ直ぐな髪をパーマで曲げたり、硬くて食べられない肉を3日かけて煮込んだりするといったように、無駄は商売の原点です。

ただ、本当の無駄ではなく「儲かる無駄」を見極めるセンスこそが次世代の鍵になると思います。
 

柳澤:遊びが仕事になりそうですね。
 

安田:なると思いますよ。AIを使ったことがない経営者の方は一刻も早く試すべきですね。ほぼ全員が使う時代が1年以内には来ますかね?
 

柳澤:1年以内には難しそうですが、5年以内には多くの人が使っていそうです。
 

安田:5年か…もう使い始めないとすぐに会社がなくなってしまいそうな気がします。
 

柳澤:そうですね。
 

安田:本日は以上です。柳澤さん、ありがとうございました。
 

柳澤:ありがとうございました。

 


ポッドキャスト番組は Apple Podcasts、Spotify、Amazon Music、YouTube のマルチチャネルでお届けしています。番組のURLはこちらからご覧ください!

一覧へ戻る

あなたの声が、
会社を変える。

採用・集客・組織強化・ブランド構築——。
社長ラジオで、4つの課題に効く新しい
経営コミュニケーションを始めませんか。