賢さで勝負できる時代の終焉、これからは「おバカ」が稼ぐ!
柳澤大介はマーケティングのプロであり、その豊富な知識と情報分析に基づいて「賢い経営戦略」を練り上げるスペシャリスト。安田佳生は境目研究家を名乗り「おバカな人ほど儲かる時代が来る」と断言する変わり者。
ある意味真逆な思想を持つ二人が、世の中の様々な経営戦略について独自の視点から意見を述べ合う番組が「賢い戦略vsおバカな経営」です。
読むポッドキャストでは音声番組の内容を読みやすく要約してお届けしています。
第3回は「シンギュラリティとバカギュラリティ」です。
サマリー
- 労力のかかる長文執筆もAIなら一瞬!ChatGPTを使い始めて便利さを痛感している安田さん
- 「賢い=稼げる」という常識が崩壊し、「おバカ」が台頭する時代が訪れる?
- 過去のデータから学習したAIが賢くて早いのならば、生身の人間ならではの価値はどこで生まれるのか
「バカギュラリティ」とは何か
安田:実は、柳澤さんに教えていただいてからChatGPTをより活用するようになりました。
柳澤:それは良かったです。
安田:おすすめされた月額3万円のプランも試してみましたが、私には少しオーバースペックかもしれません。ただ、本を執筆する上では非常に優れたツールだと感じています。My GPTsという機能を使ったことはありますか?
柳澤:ないです。
安田:ChatGPTを使い続けていると、だんだんとこちら側の傾向を学習してくれますよね?学習して欲しい項目を分たい時に、My GPTsを使うんです。
安田佳生的な発想をするAIを作ろうと思って過去3年分くらいの私が執筆したメルマガやXの投稿などをすべて読み込ませてみたら、AIが「これらを一冊の本にまとめられます」と勝手に提案してきました。
しかし目次の作成を依頼してみると、過去3年分の内容を参照しているので現在の自分の関心事とは少しズレていました。今私は「バカギュラリティ」という言葉を広めようと考えているのですが、柳澤さんはシンギュラリティという言葉をご存知ですか?
柳澤:初めて聞きました。
安田:シンギュラリティとは、人工知能の賢さが人間を超える瞬間のことを指します。すでに人間よりも賢いと言われていたりもしますが、そうなると従来の常識がすべて覆されるような分岐点になると言われています。
柳澤:そういうことですね。
安田:「バカギュラリティ」は私の造語で、前回話したように人間にはおバカなところがありますよね。
柳澤さんはXで遊んでいるように見えてもそれで社長としての知名度が上がり採用成功や売上向上に繋がっていますし、世界で最も稼いでいるYouTuberのトップ数名はおもちゃで遊んでいるだけの子供で、大量におもちゃを買ったりお菓子を無駄にしたりといった、大人から怒られそうな動画で大人の何万倍も稼いでいます。
柳澤:うんうん。
安田:これまでは「賢い方がお金を稼げる」というのが常識で、バカは稼げないと思われていました。勉強ではなく仕事ができるという意味での賢さと収入は比例するイメージがあったはずです。
私はこれからその関係が逆転するのではないかと考えていて、「おバカ」な人ほど稼げる時代が来ると思っています。それを「バカギュラリティ」と呼んでいます。
AIに「バカギュラリティ」の本を書かせてみた
安田:「バカギュラリティ」をテーマに本を書きたいとAIに入力したところ、提案してくれた構成案や見出しは非常に出来が良くてそのまま使えそうなほどでした。
私は10年ほどビジネス書を出していなくて、出版社からオファーがないと出せないという事情もありますが、長文を書く集中力がなくなってきたのも大きな要因なんです。メルマガのように2,000字程度までの文章は書けますが、本は一冊で12〜14万字必要です。
柳澤:結構ありますね。
安田:短い文章を繋ぎ合わせれば良いということではなく、全体の構成やストーリーの整合性を取るためには十数万字分の情報を一度頭に入れなくてはいけないのです。これがなかなか大変なのですが、それを今はAIがやってくれるわけです。
柳澤:そうですね。
安田:章立てを提示された後に「この章を追加したい」「これは不要」「順番を変えたい」と指示しても、AIは一切文句を言わずに対応してくれます。文句を言わないというのは、素晴らしいことですよ。AIなので当たり前ではありますが(笑)
柳澤:あはは(笑)
安田:実際に執筆もしてくれるし、「こういう話をもう少し入れたい」と伝えれば一瞬で反映してくれます。本一冊があっという間に完成してしまいます。
柳澤:作れますね。
安田:柳澤さんはAIを使って本を書いたことはありますか?
柳澤:本を書いたことはないですが、ノウハウを紹介するようなブログ記事はAIを活用しています。
安田:へー!柳澤さんが指示を出して監修しているとはいえ、AIに書かせた記事は柳澤さんの作品と言えるのでしょうか?
柳澤:私は個人と会社でブログのアカウントを分けていて、個人ブログは自分で書いています。会社のブログはSEO対策やHPへの流入が目的なので、私の人格とは切り離した運用をしています。
安田:効果を優先しているのですね。
AIが賢さを担ってくれるならば、人間は「おバカ」を担当するのが吉
安田:私の知り合いに私の情報をAIに読み込ませて「安田さんならどうアドバイスするか」をそのAIに聞いている人がいるんです。それをやられると仕事がなくなってしまいますが、実際のところ「安田佳生風のコンサルティング」は安田佳生でなくてもできてしまうということで。
私は自分の文章を学習させて自ら監修していれば「安田佳生の本」だと言えると思いつつ、最終的なチェックである程度の差は出るものの「安田佳生の本」は誰にでも書けてしまうというのはすごいことだと思っています。
柳澤:過去の情報を元に本を書くことはできても、今の安田さんの考えをリアルタイムで反映させるのはAIを使うにしても本人がやらないと不可能ですよね。
安田:確かに。でもだいたいの本は過去のことをまとめているので、今後の書籍がどう作られていくのかが気になります。
柳澤:書くこと自体は結構楽になりそうですけど。
安田:Xの投稿やメルマガならば自分で作った方が早いですが、本一冊となるとAIの方が早いし精度も上がると思います。今後は商品カタログやLPのコピーなども、AIが高い精度で作成するようになるのですかね?
柳澤:そうなると思います。
安田:世の中の常識が大きく変わりますね。
柳澤:「おバカな経営」のニーズがより高まるかもしれません。
安田:賢い経営はAIの方が得意ですもんね。
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